会計士と税理士という職業が消える!?会計ソフトの進化が止まらない

会計士と税理士という職業が消える!?会計ソフトの進化が止まらない

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あの職業が廃業の危機!

高給取りになりたい!

もしも資格が取れるなら、弁護士・医師・税理士・労務士・会計士になってみたい!と、考えている人も多いかと思います。何と言ってもこれらの職業は昔から年収が高く、経験を積むことで独立開業できるという点が魅力的。

特に会計士・税理士・弁護士・労務士の場合、よほどの怠慢をしない限り、顧客を数社持つだけで数年~数十年は収入が安定します。やはりこの「収入が安定する仕事」というものは、誰もが憧れる職業であり、また昔から変わらず、女性が結婚したい相手の職業として真っ先に思い浮かべてしまうことにも頷ける気がします。

しかしそんな高給取りと言われてきた職業の中で、将来廃業してしまうのでは?と危ぶまれている職業があることをご存知でしょうか?それが、会計士と税理士です。

一般の方々にとってはあまり接する機会がない職種かもしれませんが、企業にとってはスムーズな会計処理、給料計算、確定申告、消費税申告を行うために欠かせない存在となっています。

小さな会計事務所で日々細々と経営しているところでも、確定申告の時期になると処理依頼が殺到し、たった数ヶ月の間に年収入の7割以上を獲得するという話を聞いたことがあるほどです。

やはりいざとなると、誰でもプロを頼らざるを得ない……ということでしょうか。しかし、近年会計ソフトが非常に性能を上げており、簿記の知識が全くない人でも簡単に確定申告書を作成できるようになりました。日々の会計処理もたった数分の入力で完了するという優れもの。これにより、将来的には会計士・税理士が廃業するだろうと囁かれるようになったのです。


会計ソフト最大のメリット

オペレーターが親切!

会計ソフトが人気を集めるようになった背景には、単なる性能アップだけでなく、仕分け方法などを丁寧に教えてくれる、オペレーターの存在があります。

ソフトには図解で分かりやすい使い方の説明書がついているので、操作方法が不明だという人は少ないでしょう。利用するにあたり、誰もが不安になる、心配になる、戸惑って悩むことと言えば、やはり仕訳や具体的な簿記での処理方法ではないでしょうか。

現代ではネット検索で大抵のことが分かってしまうものですが、企業によっては特殊な経費があり、どのように処理するべきか分からないことが出てきます。そんな時、じっくり話を聞いてくれるのが、オペレーターさんたち。的確で納得できるアドバイスが受けられるため、ソフトの人気がうなぎ上りとなったわけです。

また最近のソフトはバージョンアップがボタンをクリックするのみで完了するものも多く、手間なく効率的です。価格も、オプションでオペレーターサービス付きで、年間2万円以下と非常にリーズナブル。会計士や税理士にお願いすると、処理内容が少ない場合でも月間で2万円以上の料金が発生しますので、これを経費として考えると10分の1に抑えることが可能ということになります。

また日々の処理はソフトで行い、確定申告の際にそのデータを会計士や税理士に提出することで、申告書の作成費をぐんと抑えることも可能です。そのため、個人事業や中小企業の間での導入率が年々上がってきている模様。どこまでサービスや性能が上がるか、今後も期待が高まります。


何事も臨機応変に!これからは職業選びが命取りに!

店舗が消えるかも?

ネットで何でも手に入る時代。会計ソフトの性能やサービスの向上により、廃業を危ぶまれる職業があるように、例えば将来的には街からお店が消える日が来るかもしれません。

どこの街にも、すでに賑わいがなく、閉店している店ばかりの商店街がありますよね。人気ショップばかりを集めたモールや、商業施設などが近くにバタバタと建っていきますが、数年後もそこに人が集まっているかと言えば、そうではなく。ドラマ・アニメ・小説・歴史などにより、一時的に観光客で賑わう場所があっても、ブームが去れば、客足も遠のくものです。

確かに誰にでも憧れというものがあるかと思いますが、今後はテクノロジーの進化やネット環境の拡大などに影響されることのない職業を選んでいく必要があると思います。例えば、飲食店、ホテル、コンビニ、美容室、エステサロン、病院、老人施設や養護施設、学校、不動産関係、小説や漫画などの芸術家などなど。

また現段階では、弁護士などよりも、いわゆるYoutuber(ユーチューバー)の方が稼ぎは良いですし、ネットやテクノロジーの進化を先取りし、IT企業などで成功する人もたくさん出てきています。将来的には、高給取りと呼ばれる業種が総入れ替えとなったり、新たな国家資格が増える時代がやってくるかもしれません。世の中の流れをしっかり見据え、一時的な流行にとらわれない職業をぜひ選んでいきたいものです。