【ポイント・基本・コツ】職務経歴書の書き方の見本

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職務経歴書を書き方の常識とは? 社会人としての気配りをアピールする

特にこれまでの社会人経験が豊富な人ほど、多くのアピールポイントを持っており、それを全て職務経歴書に書きたいと思ってしまいがちです。しかし職 務経歴書で求められているのは、「頑張って書きました!」や「自分のすべてを理解してほしい!」などという自己中心的なものではなく、伝えたいポイントが 要領よくまとめられた見やすく分かりやすい配慮のある内容です。自分の経歴だけを羅列するものではないので、注意してください。

採用担当者は多くの応募者の履歴書や職務経歴書を読まなくてはいけません。だからこそ、要点だけを上手にまとめた、わかりやすいプレゼン、分かりやすい経歴書が必要なのです。見出しやフォントの大きさも読みやすさを考えて工夫するようにし、けっして派手な装飾などは行なわないようにしてください。

伝えたいことを整理して書く。枚数はA4サイズの用紙に1~2枚程度。文字数は1つの見出しに200文字程度。職務内容と強みが強調されていること。退職理由は簡潔に書き、志望動機は過去の経験に基づいたものを。自己PRは結論から述べ、出来ることを前面でアピール。たくさんの職務経歴書を読む採用担当者の目にも、ひと目で印象強く残るよう、スッキリとした構成にしましょう。書類をキレイに作成することは、社会人としてのマナーや常識が備わっていることも同時にアピールすることが出来ます。


商品セールスページを参考にして、自分をプレゼンしよう!

商品セールスページを参考にして、自分をプレゼンしよう!

ダイエット商品や、健康器具、サプリメントなど、様々な商品のホームページをたくさん見てください。商品の購入を促すためのセールスページを見てみると、最終的には商品が欲しい!と、購買意欲をそそられるような流れ、構成になっているのが分かります。

現代人には何が足りず、それが減少し続けることによってどのような障害がでてくるのか、という問題提起から始まり、それを助ける、サポートするための栄養素の紹介、働き、得られる効果などを明確にし、その栄養素がどれだけ商品に含まれているかを説明して、お買い得な価格を示す。

これを職務経歴書にあてはめてみると、勤務先会社名、在籍期間、所属部署と職位、担当業務、その業務においての経験や実績、失敗したことを元に改善した内容と結果、自己PRなどの項目を使用して、自分がいかに今回の応募に当てはまる人材であるかを強調するような、採用担当者に「採用」と言わせるような構成を考えなくてはいけませんね。


求められている人材について、とことん分析を行ないましょう!

分析で勝つ!職務経歴書の書き方

応募内容を事前にしっかりと確認するのは基本ですが、特に求められているスキルがどのようなものであるのか、どのような経験の持ち主を探しているのかをよく分析してみてください。企業のホームページを見て、具体的にどのような事業を行なっているのかを研究することも怠ってはいけません。

スキルや経験について「歓迎」と書いてある場合は、必須だと受け止めましょう。スキルが足りていないと思ったら、今日からでも勉強を始めるべきです。即席の勉強で何ができるのかと思うかもしれませんが、まずはスキルの基本的なことを理解し、1冊くらいの本を読めば、自己PRの欄に<●●について現在勉強中です>と書くことが出来ます。たったそれだけでも、応募に対して意欲があることを証明出来ますよね!

一生懸命、職務経歴書を作成しても、どうせ採用されないだろう…という気持ちは、書類にそのまま反映します。確かに雇用情勢は大変に厳しくなっていきますから、不採用を何度も告知されると意欲がなくなってしまう人も多いでしょう。しかし、意欲がない人を雇う企業はありません。質の低い経歴書を多数の企業にばら撒くように送るより、応募する企業を絞り、じっくりと戦略を練った経歴書を数通作成する方が、よほど効率が良いですし、採用率も高くなります。確かに面接での態度も大切ですが、まずは良い職務経歴書の書き方について研究してみることが、採用への近道ではないでしょうか。

採用担当者に読み込んでもらえる職務経歴書を作成しましょう!

採用担当者に読み込んでもらえる職務経歴書を作成しましょう!

採用担当者の目にとまるには、まずは求められているスキルや経験を身につけていることが一番重要です。歓迎される条件、必須条件を満たしている応募 者を、そうそう簡単に不採用にはしません。まずは持っているスキルを明確に書くことで採用担当者の目をひき、さらに詳しく経歴書を読み込ませるように計画 しましょう。

一番最初に、経歴を要約した文章を200文字程度で書きましょう。勿論ここで、応募内容に合致しているスキルや経験を強調します。そして、続きを読 ませるように仕組むのです。そのあとは、テーマごとに見出しをつけてわかりやすく。内容を箇条書きにして分かりやすく書き、結論から述べる方法で自己PR やアピールポイントを書く。

箇条書きにすると、相手に内容が伝わりにくいように感じますが、その逆です。簡潔に要点だけを述べることで、情報を整理できる能力が高いことを示し ましょう!文章で書く場合にも、1テーマにつき150~200文字程度でおさめます。実績・評価・業務内容など、小見出しをつけて細かく書き出せば、まと まった情報を提供することができますね。しかし書類としての見栄えを考えると、箇条書きだけ、文章だけ、で書かれたものではいけません。あくまでも、箇条 書きと文章のバランスを考えて、書き方の配分を上手に行ないましょう。

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