【事務職の場合】職務経歴書の書き方の見本

LINEで送る
Pocket

パソコンスキルと、専門的な業界経験や知識があることが最大の武器

事務職の募集は、総務や業務、人事、経理など内容の幅が広いので、求められている人材がどのようなものなのか良く確認してください。事務職の経験でどの会 社でも即活躍出来るのはパソコンスキルです。ワードやエクセル、パワーポイントを使えることは大きな強みとなりますから、どんな書類や資料の作成を行なっ てきたのか、経験してきたことを詳しく書くとアピールに繋がります。しかし今の時代、パソコンスキルがあるのは当たり前という意見も多いですから、より深 く勉強することや、検定・資格の取得を積極的に狙ってみましょう。


職務経歴書

20●●年●●月●●日
氏名:履歴 書子

【経歴要約】
●年間経理業務に携わり、売掛金、買掛金、請求書発行などの月次処理業務、決算データの作成を行なってきました。4つある支店のデータを正確かつ迅速に処理出来るよう、経理業務スケジュールの見直し・改善も行ないました。経理業務の重要性を認識しており、今後は経理・財務のスペシャリストとして貢献したいと考えております。

【職務経歴】
●●●株式会社 (20●●年●●月~20●●年●●月)

【職務内容】
・伝票処理(売掛金・買掛金・請求書)
・月次・決算データの作成

【職務実績】
・各支店から上がってくる月次処理データの遅れを改善するため、連携して作業を行なえるようチェックシートによる情報交換を密にし、スケジュール通りに業務が行なえるようになった結果、経理資料を正確に短期間で作成出来るようになった
・社員たちの給料計算や税金に関する悩みや問題点を相談できる、専用の社内メールBOXを作成したところ、勘違いなどにより不安を抱えていた社員たちの悩みを解決することができ、理解度が高まった

【取得資格】
20●●年●●月 日商簿記1級取得

【退職理由】
経理業務だけでなく、財務関係にも携わり、経理のスペシャリストを目指したいと考え、転職を決意しました。


求められている人材に必要なスキルは何か、しっかりと把握すること

事務職と一言で言っても、人事に携われば保険や給料の計算が関係してきますから、保険や税金に関する知識が必要になりますし、経理であれば日商簿記2級以上の資格が必須であることも厳しいですが現実です。一般事務の応募でも、この時代パソコンスキルならば誰でも持っているものですから競争率も激しいですね。取得している事務に活かせる検定や資格をアピールするのは当然ですが、営業をバックアップするために行なってきたこと、経験なども積極的に書き入れましょう。

事務職の経験がない場合は、関連するような経験や、電話応対、業界知識などがあれば大丈夫です。特に電話応対と業界知識さえあれば、あとは業務を行なうために必要な作業さえ覚えてしまえば短期間で戦力になりますから、重宝されるでしょう。専門知識というものは、採用されてから会社で教えてもらって勉強します、という姿勢では採用されません。自ら資格や検定取得へ向けて勉強していることをアピールして、ある程度の知識をすでにもっていることを強調してください。

事務職というと、どこの会社で採用されても構わないという態度を取っている人が目立ちます。求められているスキルを持っているから応募しました、というだけでなく、その企業だからこそ志望した理由を書くと、採用担当者の目をひくことが出来ます。事務職のスキルがあるという人は数多くいますから、いかに他ライバルたちとの違いを見せ付けられるかが勝負になることは、まず間違いありません。

事務職の志望動機や自己PRについて

事務職の志望動機や自己PRについて

前職では接客サービスを行なっていましたが、体力的につらく、土日が休めないこともあり、転職を決意しました。事務職の経験はありますので、何でも学ぶ意欲は大いにあります。頑張りますのでよろしくお願いします。

どのような職に就きたいと考えるときも同じですが、このような志望動機や自己PRでは採用されませんよね。前職の勤務形態や仕事内容が嫌なので辞めました…という理由では、退職理由にならないからです。

前職では接客サービスを行なっておりましたが、3年間の契約満了により退職致しました。クライアント様への資料や、関係部署への書類作成を行なった ことがあり、地道にコツコツ努力することが好きな自分には、「縁の下の力持ち」として貢献する職業の方が合っているのではと感じました。日商簿記2級を取 得しており、現在は1級に向けてさらに勉強に励んでおります。今回貴社の求人広告を拝見し、勤務経験のある食品製造業界で、経理として貢献出来ると考え志 望しました…など、あくまでも前職、過去の職務経験を活かして、さらなる上を目指して転職を決めたということをアピールするようにしましょう。

【基本ページ→職務経歴書の書き方